学会について
基本理念
本学会は、より良質な心理的支援の提供をめざして、より効果的な支援法をより効果的に組み合わせて提供し、またその効果について実証することをめざして設立されました。
私たちが目指す心理療法の統合とは、特定の学派を否定するのでも依拠するのでもない形で、あるいは「一つの完成形」を目指すのでもなく、心理療法の発展をはかろうというものです。
沿革
私たちは2005年から「心理療法統合を考える会」として、また2010年から「関西折衷的心理療法研究会」として、研究と会合を重ねてきました。
基本的な事業
私たちは研究と研修の両方をサポートします。
具体的には、技法・アセスメントの習熟と、どのような事例にどのような技法を適用すべきかの検討のためのワークショップ開催、さらに効果研究やプロセス研究に関する研究発表、研究支援と統合的スーパービジョンをはじめとする研修機会の提供をいたします。
また、学会機関誌「心理療法統合研究(Japanese Psychotherapy Integration)」を発刊しています。
組織
<理事>(五十音順)
東斉彰(副理事長),岩壁茂,加藤敬,沢宮容子,三瓶真理子,杉原保史(副理事長),杉山崇,巣黒慎太郎,野末武義,長谷川明弘,福島哲夫(理事長),山蔦圭輔(事務局長),吉岡千波
<監事>(五十音順)
安藤智子, 井上直子
事務局: 〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋 3-27-1
神奈川大学人間科学部山蔦研究室内
連絡先 :[email protected]
設立趣旨
1.心理的支援に対する社会的ニーズ
心理的支援や対人的支援を担う専門家にとって効果的な方法による支援(実証された支援法による支援)を実践することは社会的なニーズと言えます。そのためには,実践的活動(臨床)と実証的活動(研究)との両者を重視し,相互に促進し合うシステムを構築する研究実践団体の設立が求められています。
2.各種支援法の統合
上記のような社会的ニーズや要支援者のニーズに応える上で,効果的な支援法を効果的に組合せ適用し,またその効果について実証することが求められています。これまで単一の方法を検討する学会は多数存在するものの,さまざまな方法を統合する立場から専門家が交流できる場(学会)は少なく、専門家が集い学び研鑽する“ハブ”の役割を果たす活動体が必要不可欠であると考えました。
3.実証的研究の必要性
現在,多様な方法による心理的支援が実践され,一定の効果を上げています。一方,本質的なEvidence Based Practiceを念頭に置きながらも,それ自体について根源的に問いながらの実践を行い,また同時にPractice Based Evidenceを積み上げていく形で,心理的支援の効果について明示することも支援者の責務です。ここでは,科学的見地から臨床実践を行うことが必要不可欠であり,こうした立場を重視し,それを実践へと還元し,さらに実践から科学的知見を得るという往還的な取り組みを可能とする活動体が求められています。
4.心理的支援者の初期教育・生涯教育
心理的支援を実践する専門家が,その専門性を維持し高める上で,上記の通り,さまざまな心理療法の中から何をどのように学び、それらをどう実践するべきかの指針が必要です。実践と研究とのバランスを保ち研鑽することも求められます。そして,このような見地からのスーパービジョンや継続教育の場を十分に提供することも必要不可欠です。